増税メガネから増税王子へ年金は80歳から消費税は15%への現実味

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<「高齢者は65歳からではない」現役世代の定義を「18~74歳」に変更>などとある議員が、講演やインタビューで繰り返しています。

〇〇議員だからということではなくて、高齢者を敵視する人が増えていることをひしひしと感じています。

それは、社会的に大きな流れになっていくと想像できます。

一部のとんでもない老人のニュースをことさらクローズアップして、年配者=老害とのレッテルを貼る風潮もあります。

私は50代ではありますが、今後のことを考えると気鬱になります。

これからの年金制度は「支払期間を延ばし、受給開始を遅らせる。」という延命措置を延々と繰り返すことになると思います。

これで、本当は崩壊した年金制度が成立していると見せかけることができます。

政府は「80歳まで支払い、90歳から受給開始」でも年金は崩壊していないと言うでしょう。

目次

政府の思うツボ

超高齢化問題の解決策として、マスコミによる世論の誘導がなされていると感じます。

高齢者に対して風当たりが強くなってきています。

政策の失敗かもしれないことを、国民同士の世代間分裂にもっていこうとしているのでは?

マスコミなどが世論を誘導して、さも高齢者が「ずるい!」と。

年金ももらいすぎとか、医療費かけすぎとか。そういうSNSでもそういう投稿が増えていますよね。

現役世代が、重税感に苦しんでいるのは、すべて老人のせいと。

確かに少子高齢化は大きな問題です。それでも、皆、年を取ります。

私も若い時は、60歳~なんて遠い遠い未来に感じていました。

老後はすぐにやってくる

ジャネーの法則によると、「時間の経過の早さ」は、「年齢に比例して加速する」と言われています。

同じ一年間でも、幼少期は長く感じ、歳を取るごとに早く感じますよね。

  • 1歳のときの一年は、全人生の1/1
  • 2歳のときの一年は、全人生の1/2
  • 5歳のときの一年は、全人生の1/5
  • 50歳のときの一年は、全人生の1/50

しかし、体感として実際は、40歳をすぎると5~6年でもう老後が見えてきます。

不思議なことに、自分が生きてきた20年~30年が、その後続くような錯覚に陥ります。

それゆえに、老後がすごく遠い未来だと勘違いしてしまいます。

本当は、40歳を過ぎると60歳なんてあっという間にやってきます。

自分はまだまだ動けるのに

現実的に、高齢者を受け入れてくれる職場は多くはありません。

ほとんどが立ち仕事や肉体労働です。

それでも続けたくても、年齢を理由に契約延長を断られたりするがあります。

自己責任?

すべて自己責任なんでしょうか?

真面目に一生懸命仕事をして生きてきても、どうしてもうまくいかないことってあります。

自己責任といって切り捨てる風潮は怖いです。誰でもそうなることがあり、決して他人事ではないと感じてます。

遺族年金が廃止

現実的に、政府は遺族年金を廃止の方向に持ってきています。

配偶者控除廃止

配偶者控除も廃止。

高額医療制度

高額医療制度も廃止の動きがあります。

年金から引かれるもの多い

年金から引かれるもの、多いですね。

所得税・住民税・介護保険料・国民健康保険料・後期高齢者医療保険料

天引きされてしまうので、思ったよりも手元に残りません。

不寛容な社会

老後、怖すぎ。

社会が不寛容になってきていませんか?

これも、日本という国が、貧しくなってきていることが一因だと思います。

余裕がないので、人にもやさしくできない。

マスコミや政府の誘導がひどい

今、若者は、お給料以上に物価が上がり社会保険の負担が大きいと感じています。

マスコミや政府のデーターでは、賃上げの効果をことさら強調していますが、

一部の企業を除いては、特に中小企業などは、昇給はほとんどなかったのではないでしょうか?

少子高齢化と増税がセットになって伝えられるニュースばかり流れます。

高齢者VS若者の対立構造をあおっています。

成田悠輔さん

経済学者の成田悠輔さんの発言を取り上げます。

成田さんが少子高齢化や労働生産性、人口減と地方の過疎化の解決策として発言した内容が以下になります。

唯一の解決策ははっきりしていると思っていて、結局、高齢者の集団自決、集団切腹みたいなことしかない。(私は)けっこう大真面目で、やっぱり人間って引き際が重要だと思う。

この発言で世間的には、「高齢者の集団自決、集団切腹」みたいなところだけ切り抜かれていることは、重々承知しています。

「高齢者の集団自決」発言の前に、省略している言葉として、

「当然こんな事は発言するのも批判されるでしょうし、実際は絶対に出来るわけは無いでしょうが」

というニュアンスが入っているのだと思います。

ところが、世間的には「高齢者の集団自決」という過激な部分がクローズアップされました。

若い世代の社会保険料の重さや重税感からくる年金受給者に対するバッシングが、これからますます激しくなることは想像に固くありません。

社会保険料が高すぎること、医療費がかかりすぎることなどは、本来政策の失敗であるはずなのに、

国民の世代間での不満に誘導されているような気がします。

日本は、同調圧力の激しい国です。

いったん「老人よ自決せよ」ぐらいの風が吹いたら、選択をせまられるかもしれないと強く感じました。

物価は上がる、給料は上がらない、年金もあてにならないこれからの時代です。

自分で稼ぐ道を見つけ頑張らなねばと切に思います。

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