主演長谷川博己さんの演じる力は想像以上で、迫真の演技に引き込まれました。
脚本も演出も俳優さんたちも超一流と感じさせる、素晴らしいドラマでした。
「二代目の古畑任三郎を誰が演じるのがいい?」の記事を最近読みましたが、
長谷川博己さんがいいんじゃないでしょうか?知的でちょっとユーモアがあってミステリアスな感じで。
最終回を観終えて一番最初に頭に浮かんだのは、映画「ダークナイト」です。あのジョーカーが出てくる映画です。
ネタバレになるので、まだ観ていない方は読まないでください。
アンチヒーロー最終回の答え合わせ
予想していた答え合わせをします。
予想通りだったこと
①キーマンは緑川(木村佳乃)。
桃瀬(吹石一恵)と同期だったというこたは、明墨(長谷川博己)と同じように情報を与えられていたと考えたからです。
検事の緑川が味方でなければ、追い込むことはできませんでした。
第一話から見直しました。
伊達原(野村萬斎)の正義を語るシーンを、何度も何度もじっくり時間をかけて観てみました。
緑川(木村佳乃)の表情に注目です。伊達原(野村萬斎)を見る目つきが冷ややかです。
どの口が言ってるのかしら
ぐらい思っている感じです。疑われないように面従腹背の演技をしています。
②白木(大島優子)が裏切っていなかったこと
白木が第9話の終わりに、裏切るシーンがあります。
やはりこれは、明墨(長谷川博己)側の仕込みだった。
しかも切り札の画像を廃棄されていたので、賭けに出たということです。
自分を逮捕させて、伊達原(野村萬斎)を追い込むシナリオでした。
真犯人
真犯人予想はこのように立てていました。
では、真犯人は誰なのでしょうか?
それは、このドラマの中ではそれほど重要視していないと考えます。
それとも、続編・・映画化を考えての事でしょうか?
真犯人予想は、はずれ
この事件をきっかけに伊達原(野村萬斎)が異例の出世をしたということです。
これは、「権力者が真犯人でそれをもみ消すため。」と考えることも出来ます。
または、単なる食中毒も考えられます。
ヒントが散りばめられていました。
篠ノ宮(堀田真由)が、「今、別件で食中毒事件を扱っている」と何度か話しているシーンがあったからです。
伊達原(野村萬斎)は証拠動画を見るまでは、志水(緒形直人)が犯人だと思い込んでいました。
ですので、権力者の罪をもみ消すという目的ではなかったですね。
食中毒に関しても、最終回で特に触れることはありませんでした。
続編・・映画化を考えての事でしょうか?
ちょっと期待してしまいます。
アンチヒーローというドラマを観て、映画ダークナイトを思い出しました。
映画ダークナイト
映画「ダークナイト」を語る前に、アンチヒーローとは何なのか考えてみました。
アンチヒーローとはそもそも何でしょうか。
「単純な正義の人ではないヒーロー」ということだと思います。
ヒーロー=正義 アンチヒーロー=正義
正義とは、物事の見る面によって、立場によって、社会や時代によって、捉え方によって変わってしまうのかもしれません。
アンチヒーローというドラマを観て、ダークナイトを思い出した理由は、「正義のあり方」というテーマが浮かんだのです。
映画「ダークナイト」鬼気迫るジョーカーの演技が記憶に強く残ります。
U-NEXTを無料トライアルしてみる完璧なる正義 計画的な正義 闇の正義 の話です。
正義は表裏一体だということを突き付けられます。
「主人公のバットマン」彼の正義はまさに闇の正義です。
自分が正しい、正義だと思うことを行うためなら、自分は罪を犯しても良いと思っています。
しかし、誤解してはならないのは、彼の正義というのはゴードン(ゴッサム市警の警官)からの信頼を得ていたり、
人を殺してはいけないというルールを設けていました。
アンチヒーローの明墨弁護士(長谷川博己)の正義に対する考え方と似ていると思います。
ヒーローの本質と犠牲について考えさせる、深いメッセージを感じました。
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おわりに
【アンチヒーロー最終回後の感想】と予想の答え合わせ。
最終回は、予想通りでした。脚本も演出も俳優さんたちも超一流と感じさせる、素晴らしいドラマでした。
この「アンチヒーロー」というドラマをすべて見終えて、頭に浮かんだのは、映画「ダークナイト」でした。
バットマンシリーズでありながら、内容がそれまでのシリーズとは異色です。
そのため、この映画ダークナイトは独立している内容なので、この映画のみ観ていても違和感はありません。
映画ファンの間でも、かなり評価の高いあのジョーカーが出てくる映画です。
映画史に残る作品
レビューサイトをはじめ、多くの観客が「ダークナイト」を映画史に残る作品として評価しています。
そのストーリーテリング、キャラクターの深さ、演出の巧みさが、観客に強い印象を与え、何度も観たくなるような魅力を持っています。
映画「ダークナイト」は、単なるアクション映画ではなく、その時代の社会的な問題や人間の心理を巧みに描いた作品です。
アンチヒーローを観て、もう一度映画「ダークナイト」観ようを思います。
もう何度観ても飽きません。
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