政府における最大の課題は、年金が減らされることに伴う老後の貧困問題である。トカンガエテイルソウデス
年金制度を破綻させないために、これから厳しくなるのは頭ではわかっていましたが、現実のものとなりそうです。
いきなり厳しい老後を突きつけられないように、まずは正確な情報を得たいものです。
2024年度内に公的年金の改正が行われる可能性が高まってきた。国内では年金制度が将来、維持できなくなるとぼんやりと考えている人が多いが、実はそうではない。政府は高齢者に対する年金減額を急ピッチで進めており、年金財政はむしろ好転している。若い世代の年金不安は解消しつつある一方、今の40代が年金をもらう頃には、年金額は大幅に減っている可能性が高い。政府における最大の課題は、年金が減らされることに伴う老後の貧困問題である。
現代ビジネス
2004年の年金制度改正では、高齢者の年金を毎年少しずつ減らしていく「マクロ経済スライド」が導入されました。
年金支給額は、元来、物価や賃金の動向に合わせて支給額を増やす仕組みになっていました。
ところが、マクロ経済スライドは毎年一定割合ずつ年金を減らす制度です。
政府は両者を同時並行で走らせています。
2024年度について物価が3.2%上昇したので、本来は年金も同じ割合だけ増やすはずでした。
しかし、年金減額制度であるマクロ経済スライドの発動によって0.4%、年金額が減らされており、
実際には2.7%程度しか増えていないのです。
政府の動き
最近の年金関連のニュースを見ていると、感じることがあります。
「少子高齢化社会のために年金制度が破綻する恐れがある」とずっとアピールしています。
そして世代間の争いを助長するような社会の空気づくりです。
その上で、ここ数年で目に付く年金関連のニュースなどをピックアップしてみます。
パート労働者の厚生年金適用範囲拡大
遺族年金廃止か縮小
高齢者の定義変更・・高齢者は65歳からではなく70歳から
まだ決定ではありませんが、これらの流れはよほどのことがない限り止まらないと思います。
年金を受給する中高年層の老後
現代ビジネスの記事では、「年金を受給する中高年層の老後は、相当厳しいものになる」と締めくくっています。
政府の隠れたメッセージ
1.「年金財政を安定させ、若者世代の負担を抑えるため、高齢者の年金は今後、順次減らしていきます」
2.「年金が減ると、多くの人が年金だけでは生活できなくなり、生活保護申請の増加が予想されます」
3.「しかしながら、日本の世論は生活保護に厳しく、生活保護拡充は困難です」
4.「したがって、基本的には一生、働き続けてください」
5.「一連の措置を続ければ、現在の若者が高齢者になる頃には年金制度は安定します」
働き続ける未来まっていそうです。
膝、腰、足、あちこち痛いのに・・・・・
個人的意見
社会の風潮として、自己責任論が多く、責める言葉が多く、滅入ります。
ひとりひとり置かれている立場も、スタート地点も、運も、健康かどうかも違います。
それでも一括りにされて、攻撃の対象になっています。
若い時は、60歳~なんて遠い遠い未来に感じていました。
老後はすぐにやってくる
ジャネーの法則によると、「時間の経過の早さ」は、「年齢に比例して加速する」と言われています。
同じ一年間でも、幼少期は長く感じ、歳を取るごとに早く感じますよね。
- 1歳のときの一年は、全人生の1/1
- 2歳のときの一年は、全人生の1/2
- 5歳のときの一年は、全人生の1/5
- 50歳のときの一年は、全人生の1/50
しかし、体感として実際は、40歳をすぎると5~6年でもう老後が見えてきます。
不思議なことに、自分が生きてきた20年~30年が、その後続くような錯覚に陥ります。
なので、老後がすごく遠い未来に感じるのです
不寛容な社会
老後、怖すぎ。
社会が不寛容になってきていませんか?
これも、日本という国が、貧しくなってきていることが一因だと思います。
余裕がないので、人にもやさしくできない。
マスコミや政府の誘導がひどい
今、若者は、お給料はなかなか上がらないまま物価ばかりが上がる生活です。
少子高齢化と増税がセットになって伝えられるニュースばかり流れます。
まるでで年寄りが悪者のような気持ちにさせられるんじゃないかと、そしてお年寄りも肩身が狭い思いをするんじゃないかと。
高齢者VS若者の対立構造をあおっています。
おわりに
いきなり厳しい老後を突きつけられないように、まずは正確な情報を得たいものです。
物価は上がる、給料上がらない、年金も減らされる時代
自分で稼ぐ道を見つけ頑張らなねばと切に思います。
きっと誰も助けてくれないし、子どもにも世間にも迷惑がかからないように。。。
政府や政治を批判したくもなります。でも、それでも何も変わりません。
これから自分にできること
選挙に必ず行って投票する。納得の行くお金の使い方をする。副業や投資をのために日々勉強をする。食べすぎず、飲みすぎず、間食を減らす。規則正しい生活。簡単なストレッチや体操。野菜・果物・ミネラル・ビタミンなどを摂取する。
思いつくことは、今これぐらいです。
重要なのは、健康とお金ですね。