節約したつもりで、値引き商品を購入しても、返って高くつくことがあります。
半額や割引で食品を買うとき、気をつけるポイント3つです。
- 割引につられない。
- 賞味期限、消費期限をよく見て無駄にならないように購入する。
- 空腹時には、判断力が鈍るということを気に留める。
お店に一歩入ると、そこからは巧妙なマーケティングが仕掛けられています。
誘惑でいっぱいです。食品を無駄にしないためにも、節約のためにも、
詳しく見ていきます。
2個で割引
「1個300円のところ、2個買うと500円」
2個で割引なの?安い。買っておこう!
お店で見かけることがありますよね。
このようなセールは、一見おトクに思えますが、不要なものを買うということになります。
余分な買い物は食べすぎ・飲みすぎにもつながります
半額シールの誘惑
半額?すぐに食べるからOK!
お総菜やスイーツの半額シールにつられて、買いすぎた経験は誰でもありますよね。
買い過ぎちゃった
買い過ぎ防止
買い過ぎた!
特に、半額シールがついている、割引になっていると、ついつい買わずにはいられない気持ち、よくわかります。
そして、しっかり賞味期限や消費期限を見る。期限内に食べきれるかどうか、吟味します。
賞味期限と消費期限の違い※東京都福祉保健HPより
賞味期限はおいしさなどの品質が保たれる期限
賞味期限はおいしさなどの品質が保たれる期限
[消費期限=安全に食べられる期限]
未開封で表示の保存法で保存した場合、「ここまでなら安全に食べられる」という期限。お弁当、サンドイッチ、刺身や精肉など、品質が急激に劣化しやすい食べ物に表示されます。
[賞味期限=おいしく食べられる期限]
表示の保存法を守った場合、「この年月日までなら品質が変わらずおいしく食べられる」という目安。生卵、缶詰、スナック菓子、飲料など、劣化しにくい食ベ物に表示されます。
簡単に真空状態にするだけで、鮮度が保持できる便利なグッズを使うのもいいですね。
鮮度が落ちるのが気になる野菜や、お肉、お魚、湿気が気になるペットフードなどの保存に。
●手動真空ポンプが付いているので、簡単に袋の中の空気を抜くことができる。
●真空状態にすることで食品の酸化や湿気による品質の劣化を防ぎ、食品を長持ちさせられる。
わかってはいるのだけど、家に着いてから後悔しちゃうのよね。
食品を購入する際、食費を節約しよう!と思っても買い過ぎて、逆に高くついてしまうのです。
なぜ、買い過ぎてしまうのか、衝動的に買ってしまうのか、心理学の学者の研究の材料にもなっています。
衝動的に買ってしまうカラクリ
空腹時の買い物が、必要以上に買い物をしてしまう原因になります。
どうして、空腹だと買い過ぎてしまうの?
空腹時における意思決定についての研究があるそうです。
研究の結論
- 人は空腹だと、より早く手に入る小さな報酬で妥協する→すぐに食べられるものを購入。
- つまり、半額シールのついたお総菜やスイーツなど買い過ぎてしまう。
- 人は空腹のとき、より“現在のこと”に焦点を当てるようになる→簡単に調理できるもの、割高でも手にしてしまう。
- 家にある食材との組み合わせなど考えずに購入するので、結果として余分な買い物になってしまう。
その研究について、引用します。
スコットランドのダンディー大学心理学科で教鞭をとるベンジャミン・ヴィンセント博士は、空腹時の意思決定にかかわる興味深い実験をした。
科学学術誌『Psychonomic Bulletin and Review』で発表された研究によると、人は空腹状態にあるとき、食べ物とはまったく関係のない報酬であっても、そこから手っ取り早く満足しようとするようなのだ。
https://wired.jp/2019/10/04/decision-making-while-hungry/
空腹が人間の行動に及ぼす影響の研究
ヴィンセント率いる研究チームは、50人の学生に協力してもらい、満腹時(食事の2時間後)と空腹時(10時間後)、それぞれ2回に分けて実験を行った。まず試験前に、学生たちの血糖値を測定し、それから主観的な空腹感を答えてもらった。そのあとチョコレート、お金、音楽ダウンロードの3つの異なる報酬を、いますぐ得られるか、または2倍の量をあとで得られるかを選ぶタスクを35回行ってもらった。待たねばならない期間は1時間から1年まで、19の異なる選択肢が設定された。
つまり、人間の“我慢の量”は有限であり、その苦痛を少しでも和らげてくれる報酬は、自制心と大きなかかわりがある、ということです。
買い物に限らず、空腹時の判断は要注意ですね。
まとめ
節約したつもりで、値引き商品を購入しても、返って高くつくことがあります。
半額や割引で食品を買うとき、気をつけるポイント3つです。
- 割引につられない。
- 賞味期限、消費期限をよく見て無駄にならないように購入する。
- 空腹時には、判断力が鈍るということを気に留める。
お店に一歩入ると、そこからは巧妙なマーケティングが仕掛けられています。
誘惑でいっぱいです。
そして、買い物で失敗したなと思ったときの行動・心理を覚えておく
食品を無駄にしないためにも、節約のために☟