ポイント還元は、消費者に余分な買い物をさせるための心理作戦です。
他のお店で買った方が、安く買える場合でも、”ポイントの付くお店で買い物をしてしまう”こと
ありますよね。
罠にはまらないようにするための方法とは、
ポイント還元につられないように、値引き前の価格と、価格の割引率で考えることです。
100円で1ポイントがつく場合と、200円で1ポイントつく場合に分けて考えます。
結論 10%ポイント還元と5%割引どちらがお得か
[100円で1ポイント】が付くポイントカード持つ場合は+5%お得
[200円で1ポイント】が付くポイントカード持つ場合・・ほとんど同じ
100円で1ポイント | 200円で1ポイント |
---|---|
5%割引<ポイント10倍がお得 5%割引≒ポイント5倍 | 5%割引≒ポイント10倍 5%割引がお得>ポイント5倍 |
簡単な法則を頭に入れることが肝心です。
それでは、具体例を出してみます。

100円で1ポイント
比較するためには、条件を一定にします。
他のお店も、安売り店も1000円という前提です。
セール | 還元率 | 割引金額 |
---|---|---|
5%割引 | 5% | 50円 |
10%割引 | 10% | 100円 |
ポイント5倍 | 5% | 50円 |
ポイント10倍 | 10% | 100円 |
- 5%割引 50円<ポイント10倍 100円
- 5%割引 50円≒ ポイント5倍 50円
[100円で1ポイント】が付くポイントカード持つ場合は、かなりお得と言えます。
ここで、ひとつ気づいたことがあると思います。
5%割引 50円 ≒ ポイント5倍 50円
≒ のマークってなんだろう
5%割引≒ポイント5倍の意味
細かい数字、計算の説明です。気になる方は是非ご一読ください。
5%ポイント還元です。一方5%現金値引きです。1000円買ったと仮定します。どちらもまず1000円払いますね。ここまでは同じです。ところが買った後、ポイントカードには5%つまり50円分のポイントが付きますが、現金値引きで50円を手にします。同じ5%=50円ですが、違いはポイントか現金かということです。ここからが重要なところです。
ポイントカードはは言うまでもなく、そのお店でしか使えません。もちろん現金に換えることもできません。(現金に換えることが出来るスーパーもありますが、条件つきです。)ということは、50円分の買い物をすることになります(もちろんその分のお金はポイントを使うわけですから、かかりません)。つまりあなたが支払ったお金は「自分の出したお金1000円+お店がくれた50円」ですからトータルすれば1050円になります。ところがその内の50円分はお店がくれたポイントですよね。全部で1050円使った内の50円がタダになるわけですから、割引率は50円÷1050円です。電卓で計算するとわかりますが、およそ4.7%の割引となります。
これに対して現金値引きは、1000円使った後に現金で50円くれるわけですから、こちらは50円÷1000円が割引率となりますので文字通り5%です。つまりどちらも50円お得にはなりますが、現金値引きでは1000円しか使わないのに対して、ポイントカードでは結局その日支払った1000円と+100円のお買い物をすることになるのです。割引率、一方は5%でもう一方は4.7%です。長い間買い物をするなら、その違いはとても大きなものになるでしょう。買い物した時点での割引率ですので、次回の買い物でポイントから引いてもらい、支払う現金が100円分少なくなれば、同じ5%の割引ともいえます。つまり、必ずポイントを近いうちに使用するのであれば、5%割引とポイント5倍は還元率という点では、ほとんど同じ意味になります。
厳密に計算すると、ポイント還元率は約4.7%です。
ただし例外があります。
キャッシュバックサービスがあるポイントカードの場合は、そのまま還元率5%です。
キャッシュバックサービスのあるポイントカードのポイント5倍デーはお得ですね。

200円で1ポイント
比較するために、条件を一定にします。
他のお店も、安売り店も1000円という前提です。
セール | 還元率 | 割引金額 |
---|---|---|
5%割引 | 5% | 50円 |
10%割引 | 10% | 100円 |
ポイント5倍 | 5% | 25円 |
ポイント10倍 | 10% | 50円 |
- 5%割引 50円≒ポイント10倍 50円
- 5%割引 50円 > ポイント5倍 25円
[200円で1ポイント】が付くポイントカードを持つ場合
ポイント5倍デーの日に、慌てて購入するよりも、5%割引商品を買う方が断然お得です
一番伝えたい事
スーパーマーケットのポイント2倍デー、5倍デー、10倍デーの日のスーパーマーケットはとても混雑します。
しかし、いつも価格を見ている店員の目で見ると、決してお得ではないことがわかります。
普段より価格が高い場合もあるので、要注意です。
ポイント加算日に購入するべき商品は、
- 通常価格と同じ、または安くなっている商品
- めったに価格が下がらないもの
- 割引になることが少ないもの
ポイントがつくから、といっていつもより高い値段で買ってしまっては、本末転倒です。(スーパーとしてはありがたいですが)
ポイントは貯めれば貯めるほど、もったいなくて使う気になれなくなったりする気持ちは、よくわかります。
ただし、
ポイントは、利息がつきません。
- 有効期限が過ぎてしまった
- スーパーマーケットが撤退してしまった
そんなリスクもあります。ポイントより現金です。

まとめ
ポイント還元は、消費者に余分な買い物をさせるための心理作戦です。
ポイント還元につられないようにするためには、
通常の価格と、価格の割引率で考えることです。
100円で1ポイントがつく場合と、200円で1ポイントつく場合に分けて考えます。
結論 10%ポイント還元と5%割引どちらがお得か
[100円で1ポイント】が付くポイントカード持つ場合は+5%お得つまり、10%ポイント還元セールはかなりお得と言えます。
[200円で1ポイント】が付くポイントカード持つ場合・・ほとんど同じ
10%ポイント還元と5%割引セールでは、どちらも同じくらいお得です。
普段より価格が高い場合もあるので、ポイントや割引につられないようにしてください。
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