テレビなどでの防災のための情報はスポンサーに忖度しているため、あれも必要これも必要と多くの物品が紹介されています。
しかし、サバイバル状態になった時に、「本当に必要なものは何か?」は、あまり知られていません。
そして、一番大切なことへのアナウンスが不足しています。人間は簡単には死なないそうです。
いかにして、非常時だと認識して行動できるかが鍵を握っています。
最も大事なことは、体力を温存することです。
東日本大震災などの過酷な場所で活動していた元救助隊員や元自衛隊の方々が、有益な情報を発信してくださっています。
日本は地震大国であり自然災害の多い国です。南海トラフ地震にも備えなければいけません。
いつなんどき自分が遭遇するかわかりません。
それなのに、心構えも準備も間違った知識で凝り固まっていたことに気づきました。
私自身もこんなに長く生きているのに知らなかったこと、思っても見なかったこと、勘違いしていたことがたくさんあることに驚きました。不都合な真実がたくさん隠されていたのです。
インターネットなどで簡単に情報が入ってくるようになった今だからこそ、わかったことがたくさんあります。
例えば、避難所に行きさえすればお水も食料もある。そう思っていたのですが、違うようです。
避難所にお水や食料がないかもしれないから、とリュックにたくさん入れて持ってきた備蓄品は、避難所では没収されるそうです。
非常時の対応は、その時にになってみないとわかりません。しかし、経験者や元救助隊員、元自衛官の方が教えてくださっています。ありがたいですね。
そこで、これは是非知っておくといざという時に慌てずにすむということを、まとめてみました。
避難所が満員
人口密度の高い都市部では、避難勧告が出される人口に対し、1割程度しか避難所に入ることができない状況といわれています。
現在の避難は自治体の中で行うことを前提とするものが多く、広域連携は進んでいません。
全住民を受け入れられる避難所の確保は難しいのが現状だそうです。
自治体に頼れないかもしれない場合に備える必要がありそうです。
次のようなポイントを参考に、まずは自分で自分や家族の安全を確保することを考えることが大切です。
・親戚や知人で身を寄せるところを探しておき、あらかじめ頼んでおく
・自宅に被害がない場合、自宅にこもれるよう、水、食料、電源、簡易トイレなど3日~7日分くらい用意する
被災時はサバイバル
被災時はサバイバルだそうです。
それなのに、テレビなどでの備蓄品のおすすめや防災グッズの中身についての報道では、
今までの日常を再現させるため、快適な被災地生活を送るためのグッズの紹介ばかりです。
スポンサーあってのテレビ局ですので、それはいたしかたありません。
テレビからの情報を受け取る側が、その忖度を鵜呑みにせずに参考程度にするべきですね。
水と塩
人間は簡単には死なないそうです。
被災した初日と2日目ぐらいまでは、何も食べなくても大丈夫です。
1日3食分、食べる必要はありません。トイレの問題もあります。
お水のストックが少なければ、少しずつ水分をとります。
その水分のとり方は、ペットボトルのキャップに入れて、少しずつ飲むのだそうです。
そして、缶詰を2日間に分けてゆっくり1缶食べる。
水と塩を摂取して、じっとして体力を温存します。
生き残るための本当に必要なもの
生存するために、必要最低限必要なものは以下の通りです。
必需品 | 準必需品 |
---|---|
防水のリュック 水500ml×5本 食塩 現金(小銭) 印鑑 缶詰(ツナ、焼き鳥、鯖) 充電器 防水バッグに電池 スマホや携帯電話 トイレットペーパー 手袋 (ニトリルならなお可) 生理用品 絆創膏や薬 ライター カッター | テント2人用 シュラフ(寝袋)2人用 レインコート上下 スコップ 保温アルミシート ラジオ スマホバッテリー充電式 メモ帳や筆記具 鏡 歯ブラシ |
その他、個人個人必要なものが違うと思います。
どこで被災するかわかりません。自宅外かもしれません。
私は防災ボトルを持ち歩いています。アマゾンで税込590円でした。
本当に必要なものと、あったら快適なものとが混在してしまいがちです。
そして、あれもこれもと詰め込みすぎて身動きが取れなくなるそうです。
逃げることが大事
倒壊のおそれや津波のおそれがあったら、逃げることが大事です。
物を取りに戻って命を失うなんてないように、とにかくまず逃げる。
逃げる場所も大切です。
おわりに
防災ビジネスなるものが存在しています。
そのため、必要のないものまで購入してしまいす。
毎日、防災リュックを背負って外出するわけではありません。
いろいろ購入したほうが安心ではありますが、過信しすぎると最も大切なことを忘れてしまいます。
逃げることと、体力を温存すること。
防災グッズはその次です。そして、生き延びるために最も必要だと思われる物を紹介してきました。
軽量防水のバッグは元救助隊員の方が、強くおすすめしています。