膝を痛めたり、足底筋膜炎になったり、立ち仕事だから足が痛いのは仕方ない。とあきらめていました。
ところが、軽減する方法がわかったのです。
痛い原因は、歩き方でした。足に負担をかけるような歩き方をしているとわかりました。
正しい歩き方
正しい歩き方というテーマで調べてみました。
かかとから歩くという説とつま先から歩いたほうがいいという説とわかれています。
かかと歩きは正しい
かかと歩きは実は間違い。
いろいろ情報があって混乱します。
調べてみたものをまとめてみました。
かかと歩きが正しいというHP
少し調べただけでも、出てきます。
「かかとから着地が正しい歩き方」説ですね。
誤解だらけの歩き方
「かかと着地」と「大股歩き」は絶対NG…通勤するだけでヘトヘトになる人の”誤解だらけの歩き方”理想のイメージは忍者のような「抜き足、差し足」
プレジデントオンラインでこのような記事をみました。
私も今まで、かかとから足裏を地面に接地して歩いていました。
そしてもっと驚いた記事があります。
そもそも明治維新以前の歩き方は、つま先着地だったということです。
明治維新以前の歩き方はつま先着地
明治維新以前の歩き方は”かかと”ではなく”つま先”着地だった。
とてもいい内容なので、引用します。
靴に履きなれた現代の日本では、かかとから着地するのが正しいという固定観念があるが、明治維新以前の和の履物はつま先から着地するのが自然だった。
下駄を履いた時、かかとから着地すると歩きにくかったそうです。
軽く前傾姿勢になってつま先で着地→地面を蹴るのが正しい下駄の歩き方らしい。
この着地箇所の変化は明治維新以後の靴文化の流入に起因する。
靴を履いて歩く際になるべく疲れない歩き方を自然と行うようになり、徐々に日本人の歩き方が変わっていったというワケだ。
疲れない歩き方とはすなわち筋力をあまり使わない省エネの歩き方。具体的には膝から下だけを動かしてかかとで着地をするというもの。これにより、太ももや股関節といったいわゆるインナーマッスルや体幹部の運動を節約することができる。
もうお分かりだろうが、これがガニ股の原因である。
一度試してもらいたいが、つま先着地で歩いてみると一目瞭然で、太ももの筋肉や股関節を動員しているのが分かる。また、意外と気づいていないかもしれないが、実は裸足で歩いているときは無意識的にかかとから着地することはしない。
そもそもかかとが痛いし、地面との衝撃のインパクトが膝や腰にダイレクトに伝わるからで、靴を履いていなかった明治維新以前の歩き方はかかとではなく、つま先で着地するのが自然だったのだ。
進化の過程で二足歩行を選択した人間は大臀筋(だいでんきん=お尻の下)やふくらはぎの筋肉が他の動物より発達していったが、つま先着地だと中臀筋(ちゅうでんきん=お尻の上)が発達していく。
猫も犬も馬も、他の動物の着地はつま先。実は、人以外の動物は大臀筋より中臀筋の方がよっぽど大きい。大中小と大きさで名前が付けられているが、これは人を中心とした解剖学上の命名で、動物でいう大臀筋は浅臀筋(せんでんきん)と言って、名前の大きさの矛盾を回避している。
明治維新以前の日本人はつま先着地だったワケだが、昔の人のお尻は現代のプリっとした丸形ではなく、中殿筋が発達した褌がよく似合う四角い形をしていたという。当たり前ではあるが、生活習慣の変化に伴って身体的特徴が変化していっているのは面白い。
靴の登場で、歩き方が変わったのですね。
NHKスペシャル
42.195kmの科学 マラソン「つま先着地」vs「かかと着地」 (角川oneテーマ21) 新書
科学的な分析を分かりやすく解説しています。かかと着地、つま先着地の違いにより消費カロリーや足の負担がよくわかりました。
おわりに
かかとから歩くよりも、つま先から歩いた方が、圧倒的に足への負担は小さいということがわかりました。
つま先から歩くメリットを確かめるのに最適なのは階段です。
つま先で上り下りするのと、かかとで上り下りするのでは大きな違いがあります。
是非階段でつま先とかかとの違いを体感していただきたいと思います。
つま先で上り下りすればふくらはぎがとても疲れると思います。
しかしふくらはぎを鍛える事は血行や姿勢の面でも推奨できると思います。