厳島神社の大鳥居は満潮と干潮のどちらがおすすめかと言えば、干潮時です。
満潮時は、本州側でも遠くからでも見ることができます。
宮島に行くのならば、是非大鳥居まで歩いていくこをおすすめします。
いつも見る写真や画像で見る海に浮かぶ大鳥居。
そこまで歩いて行ける、近くまで行ける。間近で見ることのできる。
こんな体験はなかなか出来ません。いい思い出になります。
大鳥居の近くまで歩く
干潮時には、大鳥居まで歩けます。もっともっと遠くまで歩くことが出来ます。
干潮時32センチの時の写真です。初日は曇り空。
大鳥居は海深く埋められているのではなく、海中に置かれているだけで、鳥居自身の重さだけで立つように作られています。
いつもは、浮かんで見える大鳥居まで歩くことが出来ました。
“100cm以下なら大鳥居まで歩いて行ける!”とシンプルに考えればOKです!と聞いていましたが、
下の写真は、130cmの時です。何とか近くまで行くことができます。2日目は快晴でした。
大鳥居の扁額は裏と表で文字が違う
扁額というのは表札のようなもので、どこの神社の鳥居にも掛かっています。
厳島神社の大鳥居には表と裏に違う扁額が掛かっています。普通は表に一つだけです。
- 「扁額(ヘンガク)」
-
神額(シンガク)とも言い、神社などの本殿正面・鳥居などに掲げてある木製の額です。 その多くは神社の名前などが印してあります。
裏側(神社側)には「伊都岐島神社」(画像一枚目)。
表側(海側)には「厳嶋神社」(画像二枚目)。
本来の名称は伊都伎嶋神社
9世紀の書物の日本後紀には「伊都岐嶋神」。読み方、いつきしまじんじや
10世紀成立の延喜式には「 伊都伎嶋神社」と書いてあって、
「厳島」と記述があるのは江戸時代以降の文献が多い。
「厳島神社」となったのは江戸時代か、それより前…おそらくは祭神の変更があった14世紀と思われます。
平清盛の時代には表には「伊都岐島大明神」と書いてありました。
厳島神社が「厳島」となったのは、後々の話ということのようです。
よって「伊都伎嶋神社」が本来の名称と考えた方がいいです。
現在の正式名称は嚴島神社
説は、色々ありますが、「いつき島にまつれる神」という意味から、「伊都伎島[いつきしま]神」、「厳嶋神社」等呼称され、現在は、「嚴島神社」となっています。宮島観光協会HPより
厳しいという字ではなく嚴です。
大鳥居
大鳥居は浮かんで見えます。この姿をよく目にします。雑誌などでも、このような写真が多いですね。
旨い!広島・宮島 20214年夏号 0円で配布されている雑誌から引用しました。
厳島神社のライトアップ
夜の宮島はライトアップがされます。
前回宮島の旅行では、宮島口の近くに宿泊しました。
今回は、絶対満潮時、干潮時の両方を体験したいので、宮島の中で宿泊したのです。
点灯時間
日没30分後位~23:00
場所
大鳥居・厳島神社社殿・五重塔・多宝塔・参道及び西松原沿いの石燈篭
夜の散歩
21時40分から22時10分ぐらいまで、お散歩をしました。
306センチの満潮時でしたので、大鳥居は浮かんで見えました。
汐見一覧表
潮位を簡単に調べることができます。
調べたい日付を入力してクリックすると、予想潮位の写真まで掲載されています。
このサイトは、一般社団法人宮島観光協会のブログです。
このサイトによると
①鳥居まで歩いて行けるのは → 海の高さが100cm以下のとき
②神社が浮かんで見えるのは → 海の高さが250cm以上のとき
とされています。
もし、干潮時に大鳥居まで歩いて行きたいと考えているのならば、前もって調べておくといいですね。
おわりに
2回目の厳島神社に参拝に行ってきました。
前回は小雨でした。しかも、大鳥居の汐見のことを考えていませんでした。
次は必ず大鳥居まで歩いて行く!と決めていました。
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