高齢者の定義変更で年金支給は70歳から75歳からは自己責任になる

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政府は23日、経済財政諮問会議(議長・岸田文雄首相)を開き、ウェルビーイング(身も心も満たされた状態)社会の実現に向けた方策を議論した。時事通信社のニュースより

ウェルビーイング?浸透していない横文字使ってごまかそうとしているのが見え見え

2025年には、現役世代2人で1人の高齢者を支えることになります。

厚生労働省の資料より

年金制度は破綻しません。

支給開始を遅らせます。

支給金額も減らします。

だから、破綻していません、と間違いなくそういう方向になっていくと思います。

そもそも老後2000万円問題ってなんだったのでしょう。

金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」の報告書では、

「老後30年間で約2,000万円が不足する」と受け取れる試算が示されています。 令和元年6月3日

公的年金に加えて、現役期から長期の積み立て投資などによる自助の取り組みを促す趣旨でまとめた。

とあります。

このニュースを聞いた時、年金制度の不備を示唆したものだと思いました。

結局、生活できるほど年金ってもらえないのね。と感じた人も多かったと思います。

このニュースは令和元年6月3日でした。

あれから5年。

目次

老後4000万円問題

2000万円だったのに、インフレで4000万必要と試算されました。

2040年「老後資金4,000万円不足」となる日本の未来に悲鳴!

[参考資料] 総務省『家計調査』 厚生労働省『令和5年賃金構造基本統計調査』

そんなニュースが話題を呼んでいます。これは5年ほど前に話題になった「老後資金2,000万円不足問題」を例に、仮に3.5%の物価上昇が続いたらどうなるかをシミュレーションしたもの。結果、10年後には老後資金の目標は2,821万円となり、さらに10年後には4,000万円になりますよ、というものでした。 そもそも「老後資金が2,000万円不足しますよ」の元凶となったのは、総務省から公表されている家計調査。そこでモデルとなった「無職の65歳以上の高齢者夫婦」における1ヵ月の消費支出は23万3,256円。それに対して、税金や社会保険料などを除いた可処分所得は18万0,717円で、毎月5万2,539円が不足。老後が30年続くとなると、夫婦で1,821万4,040円≒2,000万円が必要になるという計算です。

the gold online より

自己責任?

すべて自己責任なんでしょうか?

真面目に一生懸命仕事をして生きてきても、4000万円を貯めるのは大変です。

決して他人事ではないと感じてます。

遺族年金が廃止

現実的に、政府は遺族年金を廃止の方向に持ってきています。

配偶者控除廃止

配偶者控除も廃止。

高額医療制度

高額医療制度も廃止の動きがあります。

年金から引かれるもの多い

年金から引かれるもの、多いですね。

所得税・住民税・介護保険料・国民健康保険料・後期高齢者医療保険料

天引きされてしまうので、手元に残りません。

高齢者に対しての風当たり

昨今、高齢者に対して風当たりが強くなってきていると感じています。

政策の失敗かもしれないことを、国民同士の世代間分裂にもっていこうとしているのでは?

マスコミや世論を誘導して、さも高齢者が「ずるい!」と。

年金ももらいすぎとか、医療費かけすぎとか。

現役世代が、重税感に苦しんでいるのは、すべて少子高齢化問題と位置づけようとしています。

確かに少子高齢化は大きな問題です。それでも、皆、年を取りますよね。

若い時は、60歳~なんて遠い遠い未来に感じていました。

老後はすぐにやってくる

ジャネーの法則によると、「時間の経過の早さ」は、「年齢に比例して加速する」と言われています。

同じ一年間でも、幼少期は長く感じ、歳を取るごとに早く感じますよね。

  • 1歳のときの一年は、全人生の1/1
  • 2歳のときの一年は、全人生の1/2
  • 5歳のときの一年は、全人生の1/5
  • 50歳のときの一年は、全人生の1/50

しかし、体感として実際は5~6年でもう老後が見えてきます。

不思議なことに、自分が生きてきた20年~30年が、その後続くような錯覚に陥ります。

なので、老後がすごく遠い未来に感じるのです。

不寛容な社会

老後、怖すぎ。

社会が不寛容になってきていませんか?

これも、日本という国が、貧しくなってきていることが一因だと思います。

余裕がないので、人にもやさしくできない。

マスコミや政府の誘導がひどい

今、若者は、お給料はなかなか上がらないまま物価ばかりが上がる生活です。

少子高齢化と増税がセットになって伝えられるニュースばかり流れます。

まるでで年寄りが悪者のような気持ちにさせられるんじゃないかと、そしてお年寄りも肩身が狭い思いをするんじゃないかと。

高齢者VS若者の対立構造をあおっています。

高齢者の集団自決、集団切腹

経済学者の成田悠輔さんの発言を取り上げます。

成田さんが少子高齢化や労働生産性、人口減と地方の過疎化の解決策として発言した内容が以下になります。

唯一の解決策ははっきりしていると思っていて、結局、高齢者の集団自決、集団切腹みたいなことしかない。(私は)けっこう大真面目で、やっぱり人間って引き際が重要だと思う。

この発言で世間的には、「高齢者の集団自決、集団切腹」みたいなところだけ切り抜かれていることは、重々承知しています。

「高齢者の集団自決」発言の前に、省略している言葉として、

「当然こんな事は発言するのも批判されるでしょうし、実際は絶対に出来るわけは無いでしょうが」

というニュアンスが入っているのだと思います。

ところが、世間的には「高齢者の集団自決」という過激な部分がクローズアップされました。

若い世代の社会保険料の重さや重税感からくる年金受給者に対するバッシングが、これからますます激しくなることは想像に固くありません。

社会保険料が高すぎること、医療費がかかりすぎることなどは、本来政策の失敗であるはずなのに、

国民の世代間での不満に誘導されているような気がします。

おわりに

高齢者の定義「5歳延ばす」提言 2024年5月24日 というニュースが飛び込んできました。

年金支給開始時期を遅らせたり社会保険料の増額を図る目的が、見え見えです。

あくまでも想定であるものの、現実を知れば知るほど、やはり明るい未来は描けそうもないことが確実になってきます。

もう自分の身は自分で守るしかないかもしれません。

日本は、同調圧力の激しい国です。

いったん「老人よ自決せよ」ぐらいの風が吹いたら、選択をせまられるかもしれないと強く感じました。

老後に向けてしっかり準備しようと、強く強く思いました。

物価は上がる、給料上がらない、年金も減らされる時代

自分で稼ぐ道を見つけ頑張らなねばと切に思います。

きっと誰も助けてくれないし、子どもにも世間にも迷惑がかからないように

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